人気急上昇”おかゆ”ブーム到来!定番から進化系イタリア風? リピート続出で200万個売れた商品も (22/10/01 18:30)

 味も見た目もバリエーション豊かになった「おかゆ」。秋を迎えてきっと食べたくなる、最新「おかゆ」事情とは。

 体調がすぐれないときに、食べるものと思っていたおかゆ。いま普段から食べる人が増えています。

 「ここ2~3か月から始めました、お粥生活を。夜はお粥」

 そして、北海道産素材を味わうものや、トマトを使ったイタリアン風も登場。

 そしてコロナ禍を経て、売り上げが伸びているのが、レトルト食品ですが…こちらもひと味違うんです。

 千須和 侑里子 記者:「あまい!」

 人気急上昇のお粥、その最新事情を探ります。

 北海道の札幌駅地下にあるおかゆ専門店、粥餐庁。一番人気は蒸し鶏とみょうがのおかゆ。

 干し貝柱や昆布で出汁を取ったチキンスープに、さっぱりと梅で仕上げた一品です。

 開店は10年前、当初は不安だったといいます。

 粥餐庁 札幌パセオ店 田嶋 七宝子 店長:「初めて聞いたときは、え?お粥のお店?という感じでした」

 しかし、朝がゆブームなどを経て今や人気店に。そして男性にも人気の、海老とチーズのトマトのおかゆは、イタリア料理のリゾットを思わせる新感覚の一杯です。

 常連客:「家ではなかなか入れないような食材が入っているので、家だと決まってしまうので、おかゆ自体」

 いま、普段からおかゆを食べる人が増えています。

 札幌市民:「ここ2~3か月から始めました、おかゆ生活を。夜はおかゆ」

 おかゆ人気を裏付けるのがこちらの缶詰。新潟産コシヒカリで作った、おかゆは3缶で800円という値段ながら、注文が相次いでいます。

 ヒカリ食品 中山 大 社長:「今年は200万個を超えています。白粥だけだと80万個くらい売れた」

 コロナの自宅療養者に送ったところ、7割がリピートしたといいます。そのお味は…

 千須和 侑里子 記者:「じんわりとあたたかさが広がりますね。米本来の甘みを強く感じます」

 本場中国出身のシェフにも、味見をお願いしました。

 養源郷 ウ 料理長:「米も柔らかく、粘りもあり美味しい。いいお粥だ」

 養源郷 ウ 調理師:「おいしい。魚介類や野菜をいれたら、もっとおいしくなる」

 おかゆブームのなか、道産食材もあわせて味わえる一杯もあります。

 白粥の他に生薬を入れた、薬膳粥を提供する白鹿です。

 サバやカツオ、南茅部町産の昆布などから取った和風のスープに、中国の生薬をいれた薬膳がゆ。

 それに知床産サケとイクラ、網走湖のワカサギの甘露煮など、豪華なおかずがついたコースや、森町産のホタテ昆布や漬け物がセットになったコースがあります。

 来店客:「日常的にご飯ではなく、お粥を食べている。プロの作るお粥と素人の作るお粥は全然違います」

 今後はさらに、道産食品の活用を模索しています。

 神宮の杜 はくしか 広部 賢太郎シェフ:「カニやホタテの海産品や、トウモロコシ粥、クり粥などを使った北海道産にこだわった食材で、いろんなバリエーションを展開していきたい」

 ほっとする一杯から、元気になれる一杯まで、お粥ブームはまだまだ続きそうです。

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